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退職届の書き方と引き継ぎの進め方|そのまま使える文例と、最後まで円満に辞める手順

退職届の書き方と引き継ぎの進め方|そのまま使える文例と、最後まで円満に辞める手順
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退職を口頭で伝えたら、次は書面と引き継ぎです。ここを雑にすると、最後の1か月が気まずくなります。逆にここさえ丁寧にやれば、送り出してもらえます。

この記事では、退職届の文例と、引き継ぎ資料に何を書けばいいかをまとめます。

まず整理:退職願・退職届・辞表の違い

3つとも似ていますが、意味が違います。ここを間違える人は多いです。

書類意味使う場面
退職願「辞めさせてください」とお願いする書類会社の合意を得る前。撤回できる余地がある
退職届「辞めます」と届け出る書類合意が取れたあと。原則撤回できない
辞表役員や公務員が使う書類一般の会社員は基本的に使わない

一般的な流れでは、口頭で伝えて合意が取れたあとに「退職届」を出す形が多いです。会社によっては所定の様式が用意されていることもあるので、まず総務や上長に「様式はありますか」と確認するのが確実です。

退職届の文例(そのまま使えます)

用紙は白い便箋、手書きでもパソコンでも構いません(会社の指示があればそれに従います)。縦書きが一般的ですが、横書きでも受理されることがほとんどです。

退職届
私事、
このたび一身上の都合により、来る◯年◯月◯日をもって退職いたします。
                  ◯年◯月◯日
                  ◯◯部 氏名  印
株式会社◯◯
代表取締役社長 ◯◯ ◯◯ 殿

書くときのポイントは4つです。

  • 「私事(わたくしごと)」から書き出すのが慣例
  • 理由は「一身上の都合」だけでよい(詳しく書く必要はありません)
  • 日付は退職日提出日の2つを書く
  • 宛名は社長名。自分の名前より上の位置に書く

年号を和暦にするか西暦にするかは、社内の書類に合わせておけば間違いありません。

封筒の書き方

  • 白い無地の封筒(郵便番号枠のないもの)を使う
  • 表面の中央に「退職届」
  • 裏面の左下に部署名と氏名
  • のり付けはしてもしなくてもよい(手渡しなら不要なことが多い)

「一身上の都合」でよい理由

転職先が決まっていても、会社への不満があっても、書面には書きません。書類は記録として残るものなので、感情や詳しい事情を書いても良いことがないからです。

面接で使った転職理由と、会社に出す書類は別物と考えてください。転職理由の伝え方は面接で「なぜ転職するのか」と聞かれたときの答え方にまとめています。

引き継ぎの進め方

引き継ぎは「最後にまとめてやる」と必ず失敗します。次の3段階で進めると楽です。

段階やること
① 洗い出し自分の担当業務を全部書き出す(毎日・毎週・毎月・年1回)
② 資料化手順を文書にする。口頭説明だけで終わらせない
③ 引き渡し後任と一緒に一度やってみる。質問を受ける時間を残す

とくに年1回しかない業務は忘れがちです。年末調整の対応、棚卸し、定期点検の手配など、カレンダーを1年分さかのぼって確認すると漏れが減ります。

引き継ぎ資料に書く6項目

そのまま項目立てに使えます。

1. 担当業務の一覧(毎日/毎週/毎月/不定期に分ける)

2. 手順(初めての人が読んでもできる細かさで。画面の場所まで書く)

3. 関係者の連絡先(社内の誰に聞けばよいか、社外の窓口)

4. 書類やデータの保管場所(※パスワードそのものは資料に書かず、管理方法だけ記す)

5. 過去に起きたトラブルと対処(これが一番感謝されます)

6. 未完了の案件と期限(誰がいつまでに何をするか)

後任がいない場合

後任が決まらないまま退職日が来ることもあります。その場合でも、資料さえ残しておけば責任は果たせます

  • 「誰が引き継ぐか」は会社が決めること。自分で抱え込まない
  • 資料は上長に渡し、渡したことを記録に残す(メールで送ると残ります)
  • 「わからなければ連絡してください」と言うかどうかは慎重に。退職後の対応義務はありません

最終出社日までのチェックリスト

  • 退職届を提出した(様式の確認も済ませた)
  • 引き継ぎ資料を作り、後任または上長に渡した
  • 社外の関係者へ挨拶と後任の連絡先を伝えた
  • 貸与品(PC、制服、社員証、鍵、書籍など)を返却した
  • 私物を持ち帰った
  • 健康保険証を返却した(退職日まで使えるので、返すのは最終日)
  • 離職票など、必要な書類の受け取り方法を確認した

書類の受け取りと手続きは退職するときの税金・社会保険の落とし穴にまとめました。

私の場合

私は、上長に口頭で伝えたあと、誠意をもって対応することを心がけました。結果として退職届もすんなり受理してもらえました

強く感じたのは、辞め方は狭い世界で残るということです。同じ業界に居続けるなら、どこかでまた会うこともあります。最後の数か月をきちんとやることは、次の職場のためというより、自分のためだと思います。

伝える段階でつまずいている人は退職の切り出し方を、どうしても自分では言い出せない人は退職代行という選択肢もどうぞ。

まとめ

  • 退職願=お願い、退職届=届け出。合意後に出すのは退職届
  • 会社の所定様式があるか先に確認する
  • 理由は「一身上の都合」だけでよい
  • 引き継ぎは「洗い出し→資料化→引き渡し」の3段階。年1回の業務を忘れない
  • 引き継ぎ資料の目玉は過去のトラブルと対処
  • 健康保険証は最終日に返却する
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