転職エージェントに登録すると、まず初回面談(キャリア面談)が設定されます。初めて使う人ほど、「何を話せばいいのか」で不安になります。
この面談、多くの人は「話を聞いてもらう場」だと思っています。でも実際は、こちらがエージェントを選ぶための場でもあります。この記事では、当日の流れ・聞かれること・こちらから聞くべきことを、そのまま使える言い方つきでまとめます。
当日の流れと、よくある心配ごと
| 項目 | 実際のところ |
|---|---|
| 時間 | 60〜90分が目安 |
| 場所 | オンライン(ビデオ通話)か対面。選べることがほとんど |
| 服装 | オンラインなら私服で問題なし。心配なら襟付きのシャツで十分 |
| 持ち物 | 職務経歴書の下書き(未完成でよい)、質問メモ |
| 進み方 | 相手が質問する(40分)→ こちらが質問する(20分) |
| 費用 | 無料 |
選考ではありません。落ちることはないので、うまく話そうとしなくて大丈夫です。
相手から聞かれること7つ
たいてい、この順番で聞かれます。答えを丸暗記する必要はありませんが、ひととおり考えてから臨むと格段に楽です。
| 聞かれること | 答え方のコツ |
|---|---|
| ① 今どんな仕事をしているか | 1分で言えるくらいに短く。細かい工程名は不要 |
| ② なぜ転職を考えているか | 不満ではなく、どうしたいかで答える |
| ③ いつまでに転職したいか | 「3か月以内」など数字で。未定なら未定と言ってよい |
| ④ 希望の年収 | 今の額と、最低ラインを伝える |
| ⑤ 譲れない条件は何か | 次の項目で説明します |
| ⑥ 在職中か、退職済みか | 事実だけ。在職中の意味はこちら |
| ⑦ 他社も使っているか | 正直に言う。隠す必要はありません |
⑤の「譲れない条件」がいちばん大事
ここを曖昧にすると、その後ずっと合わない求人が届きます。次のように、絶対とできればを分けて伝えてください。
絶対に譲れないのは、年収◯万円以上と、通勤1時間以内です。
できれば土日休みがいいのですが、そこは条件次第で相談できます。
「全部大事です」と言うと、担当者は絞れません。2つだけ絶対を決めると、紹介の精度が一気に上がります。
こちらから聞くべき5つの質問
面談の後半は、こちらの時間です。遠慮せずに聞いてください。本気で考えている人ほど質問するので、対応も手厚くなります。
① 私の経験で、どんな求人が見込めますか
私のような経歴だと、どのあたりの求人が現実的でしょうか。
年収の相場も、あわせて教えていただけますか。
自分の市場価値を知る質問です。ここで曖昧な答えしか返ってこない担当者は、あまり調べていません。
② 御社が得意な業界・職種はどこですか
御社が特に強い業界や職種はどのあたりですか。
エージェントには得意分野があります。自分の希望と合っていなければ、別の会社を足したほうが早いです。
③ 求人企業に直接会っていますか
紹介いただく企業には、御社の方が直接訪問されていますか。
両面型か分業型かを見分ける質問です。両面型なら企業の内情まで知っている可能性が高くなります。違いは両面型エージェントとは?にまとめました。
④ どのくらいの期間を見ておけばいいですか
私の場合、内定まではどのくらいかかりそうでしょうか。
在職中か退職済みかでも変わります。全体像は転職活動の流れをどうぞ。
⑤ 連絡はどのくらいの頻度でもらえますか
求人のご連絡は、どのくらいの頻度でいただけますか。
平日の日中は電話に出られないので、メールでお願いできますか。
在職中なら、ここで連絡手段を先に決めておくと後がとても楽になります。これを言わないと、勤務中に電話がかかってきます。
聞かないほうがいい質問
- ✓「何かいい求人ありますか」(丸投げに聞こえ、条件が絞れません)
- ✓「絶対に受かる会社はどこですか」(答えようがありません)
- ✓他社の悪口を引き出そうとする質問
面談が終わったらすぐやること
| やること | 理由 |
|---|---|
| その日のうちにお礼のメールを送る | 担当者の記憶が新しいうちに印象が残る |
| 話した条件を自分でもメモに残す | 次の面談で言うことがぶれない |
| 職務経歴書を仕上げる | 求人紹介はここから始まる |
| 担当者が合うかどうかを判断する | 合わないなら早めに変えたほうがよい |
担当者が合わないと感じたときの変え方はエージェントが「合わない・ひどい」と感じたら?にまとめました。担当者は変えられます。
まとめ
- ✓初回面談は選考ではない。60〜90分、私服でも問題ない
- ✓聞かれることは7つ。とくに譲れない条件は2つだけに絞る
- ✓こちらからは5つ聞く。とくに連絡手段を先に決めると在職中が楽になる
- ✓「何かいい求人ありますか」は避ける。条件が絞れなくなる
- ✓終わったらその日のうちにお礼メールを送る
面談の前にやっておくことは登録したら最初にやるべきことに、併用のマナーは併用は何社まで?にまとめています。